人生でそう何回もない、すごい出会いをしてしまったと思う。途中から鳥肌が止まらず、最後には自然に涙が浮かんだ。読んでいる間、体温がぐんぐん上がっていくような感覚で、読み終えたときには冷房のきいた部屋にいたのに汗をかいていた。主人公・天羽カインという人物に、すっかり心を奪われてしまった。
出典:個人書評ブログ「ふわふわ読書録」2025年8月投稿
サイン会のあと、書店員が忍者のように近づいてサインをお願いするシーンで、なぜか泣けてしまった。主人公のモデルは著者自身なのだろうかと考えさせられる場面もあり、軽井沢在住という記述にも思わずにやりとした。作家と編集者、それぞれの視点が交錯していく構成が見事。
出典:ブックライブ掲載レビュー2025年投稿
作家さんにとって直木賞はやはり特別な栄誉なんだなと実感した。ただ、この作品でも描かれていたけれど、賞が獲れるかどうかはノミネート作の顔ぶれや審査員との相性など、運の要素もかなり大きいのだと思う。選評を読むと審査員によって評価がバラバラで、実力以上に巡り合わせが必要なのだと考えさせられた。
出典:楽天ブックス掲載レビュー2026年3月投稿
直木賞をめぐる攻防をエンターテインメントに徹して描いた作品だと思う。主人公・天羽カインのモデルは、実際にはこんなに激しくないだろうと思いつつ、脳内でなぜかずっと特定の有名人のイメージに変換されてしまい、最後までそのイメージが抜けずに少し辟易してしまった。カインに尽くす編集者の執着ぶりにも、恋に似た危うさを感じる。
出典:読書メーターレビュー(HMV&BOOKS online経由)2025年6月投稿
小説の賞レースへの渇望と行動を描いた物語だが、承認欲求というテーマ自体はやや浅く感じられ、正直なところ登場人物が揃いも揃って身勝手だという印象が強く残った。主人公は結局のところ反省しないまま話が進んでいくので、そこに物足りなさを感じる読者もいるのではないかと思う。
出典:読書メーターレビュー(HMV&BOOKS online経由)2025年5月投稿
※本作は刊行から日が浅く(2025年1月刊)、2026年本屋大賞3位・ダ・ヴィンチBOOK OF THE YEAR 1位と評価が非常に高いこともあり、公開されている範囲では内容そのものへの★1〜2の批判的レビューが見当たりませんでした。上記は、探し得た中で最も批評的なトーンを含むレビュー(★2〜3相当)を「低評価」枠として掲載しています。架空のレビューは一切含みません。